毎日の眠りをもっと快適にしたい方に人気の「折りたたみマットレス」。使わないときはコンパクトに収納でき、軽量で女性でも動かしやすく、省スペースな暮らしにもぴったりです。
とはいえ、種類や素材が豊富で、どれを選べばよいのか迷ってしまうことも。この記事では、折りたたみマットレスの選び方やお手入れ方法をわかりやすく解説するとともに、おすすめのマットレス12商品をご紹介します。
折りたたみマットレスを選ぶメリット
まずは、フラットマットレスではなく折りたたみマットレスを選ぶメリットから見ていきましょう。
持ち運びしやすく、コンパクトに収納できる
折りたたみマットレス最大のメリットは、「コンパクトで持ち運びやすく収納しやすい」という点でしょう。サイズはシングル~ダブルのものが多く、折りたたむ関係上、厚さも8~10cmのマットレスが多いです。20cm以上も珍しくないフラットマットレスと比較すると、その薄さがよく分かります。
それに加えて、厚さやサイズが限定されていることもあり、フラットマットレスと比較して軽量なことが多いです。軽いものだと6~7kg、重くても10~15kgくらいになるでしょう。女性でも持ち運びしやすく、押し入れの2段目に持ち上げることも容易です。
中材を入れ替えることで長く使える
折りたたみマットレスは、複数のブロックに分かれています。二つ折りであれば2ブロック、三つ折りであれば3ブロック…と、各ブロックが独立しているのです。つまり、長さ210cm の三つ折りマットレスであれば、1ブロック約70cmということになります。
そのため、各ブロックの中材を容易に入れ替えることができるのです。これはフラットマットレスにはない大きなメリットで、コスパ良く長期的に使うことができます。1ブロックあたり3~5kgくらいなので力はほぼいりませんし、交換自体も難しい工程はありません。
価格は比較的リーズナブル
折りたたみタイプは、通常のフラットマットレスよりも安価に購入することができます。キャンペーンやセールなどを使えば、10,000円以下で品質の良い折りたたみマットレスも見つかるでしょう。
注意点としては、安すぎる折りたたみマットレスだと中身がスカスカで底付き感が強い粗悪品が混ざっていることがあります。安くて高品質な折りたたみマットレスを購入するには、運営実績・販売実績が豊富な業者、寝具専門メーカーを利用するようにしましょう。
失敗しない折りたたみマットレスの選び方
続いて、折りたたみマットレスの失敗しない選び方についても解説していきます。
タイプで選ぶ
タイプ | 特徴 |
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セパレートタイプ | ・2つ折り~6つ折りタイプまである ・自立するためメンテナンスしやすい ・中材を交換することもできるなど長期的な使用も可能 ・収納やメンテナンスのしやすさ重視の人におすすめ |
ロールタイプ | ・折り目がなく1枚になっているもの ・くるくる巻いてコンパクトにできるため収納性は高い ・軽量なので女性でも安心して設置できる |
ソファータイプ | ・普段はソファとして置けるため片付けが必要ない ・折り目が多いため寝心地が悪く感じることもある |
迷ったらセパレートタイプ
折りたたみマットレスと聞いて多くの方が思い浮かべるのが、「セパレートタイプ」です。マットレスに折り目が付いており、それに合わせて折りたたむことができます。ささっと片付けることができ、自立させられるため部屋の中で簡単に陰干しが可能です。
セパレートタイプで提供しているメーカーが多いため、サイズ展開や素材などの選択肢が豊富なのも大きなメリットです。各ブロックで中材を交換できるものもあり、自分好みの硬さに変更できるのもセパレートタイプならではの強みと言えるでしょう。
身体への負担を減らしたいならロールタイプ
折り目がないロールタイプの場合、セパレートタイプのように「身体の一部だけが沈み込む」といった心配がないため、身体への負担は少ない傾向にあります。収納はくるくる巻いて専用の袋やケースに入れるだけなので簡単です。軽量ということもあり、女性でも高いところに収納することができます。
ただし、ロールタイプは簡単に巻けるように薄めのものが多いです。底付き感が強くなったり、自立しないため陰干しするのが少し手間になってしまいます。布団干し用のスタンドやスペースが必要になりますので、購入前にしっかりと確認しておきましょう。
機能性にこだわるならソファタイプ
折りたたみマットレスでも収納場所がない場合は、出しっぱなしにできるソファタイプがおすすめです。
マットレスメインですが、折りたたむことでソファとして使うことができます。そのため、起きたり出かける度に片付ける必要はありません。中には枕付きやカウチ付きなどがあり、機能性に関しては頭一つ抜けています。
ただし、マットレスメインであることに変わりないためデザインは単調なことが多いです。インテリアとしては少し物足りなさを感じることもあります。さらに、セパレートタイプよりも折り目が多いため寝心地が悪く感じたり、腰や肩に負担がかかったりする可能性もあります。
寝心地重視なら三つ折りタイプがおすすめ
セパレートタイプには二つ折り~六つ折りがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。寝心地の良さで考えると、三つ折りマットレスがおすすめです。二つ折りor四つ折りを選ぶと、寝転んだ際にちょうど腰の部分に折り目がきてしまうからです。
折り目に腰が沈んでしまうと、腰痛が悪化してしまう可能性があります。数値で見てみると、二つ折りの折り目は臀部付近(身体の約44%)に荷重を受け、四つ折りの折り目には肩・背中・臀部(身体の約75%)に荷重を受けてしまいます。これでは、マットレスとしての機能を最大限に果たすことは難しいです。

五つ折りや六つ折りも折り目が多いため、寝心地という観点ではあまり良くありません。しかし、折りたためる回数が多い分、収納性には優れていまので、来客用として購入するなら五つ折り以上も検討してみて良いでしょう。
10㎝前後の厚みがあるものを選ぶ
折りたたみマットレスはフラットマットレスと比較して薄い傾向にありますが、身体をしっかりと支えた寝心地が欲しい方は10cm前後の厚みのあるマットレスがおすすめです。
体重と厚さの目安(高反発の場合)
体重 | 厚さの目安 |
---|---|
30kg前後 | 5cm |
60kg前後 | 7cm |
80kg前後 | 10cm |
100kg前後 | 13cm以上 |
とくに体格が大きい方、体重が重い方はできるだけ厚いものを選びましょう。そうしないと、底付き感が大きくなったり、耐久性が低くてすぐにへたったり凹んだりしてしまいます。
高反発素材のものを選ぶ
マットレスの素材にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どれを選ぶかによって寝心地や耐久性が大きく変わってきます。
通気性 | 耐久性 | 価格 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
ボンネルコイル | ◎ | 〇 | 安い | ・硬めの寝心地で身体が沈み込みにくく寝返りしやすい ・折りたたみだと底付きを感じやすいため不向き |
ポケットコイル | ◎ | ◎ | 高い | ・コイルが一つ一つ独立して身体を支えてくれる ・寝返りを打っても振動が発生しにくい ・薄いとボンネルコイルと同様に底付きを感じやすい |
高反発ウレタン | × | ◎ | 安い | ・硬めの寝心地で身体をしっかりと支えてくれる ・体格が大きい方や体重が思い方でも安心 ・高反発ウレタンは選択肢が多い |
低反発ウレタン | △ | 〇 | 安い | ・柔らかく包み込まれたかのような寝心地 ・反発力は弱いため体格が小さい方や子どもにおすすめ |
ファイバー | ◎ | 〇 | 普通 | ・繊維が絡み合っているため通気性に優れている ・硬めの寝心地で直接水洗いも可能 |
ラテックス | △ | ◎ | 高い | ・ゴムのように柔らかく包み込んでくれる寝心地 ・耐久性もそこそこだが種類が少なく高価 |

折りたたみマットレスに限定すれば、「高反発ウレタンマットレス」もしくは「ファイバーマットレス」がおすすめです。
・高反発ウレタンマットレス
適度な硬さと身体を押し上げる反発力があるため、体格が大きい方でも沈み込まず身体をしっかりと支えてくれます。寝返りもしやすく、体圧分散性に優れたものを選べば快適な睡眠をとれるでしょう。他の素材と比較して薄めなことが多いですが、折りたたみやすいという側面もあります。
適度な反発力があるため折り目がへたりにくく、耐久面においても優秀です。それに加えて、高反発ウレタンマットレスは種類も豊富で自分好みのマットレスを選びやすいのも大きな特徴です。ただし、通気性は悪いため定期的なメンテナンスが必須と言えるでしょう。
・ファイバーマットレス
ファイバーマットレスも高反発ウレタンと同じく硬めで反発力が強く、身体をしっかりと支えてくれます。ポリエステルやポリエチレンが網目のように絡まっているため、高反発ウレタンと比較して通気性は非常に良いです。高温多湿な日本でも快適に眠ることができます。
吸収性と速乾性に優れているため、中材を水洗いできるのもファイバーならではの強みです。厚さも7cmほどで底付きを感じにくいため、折りたたみマットレスとして優秀と言えるでしょう。ただし、熱に弱いため湯たんぽや電気毛布を使う場合には注意が必要です。
コイルマットレスは折りたたみには不向き
ボンネルコイルやポケットコイルのようなコイルマットレスの強みは、コイルの力で身体をしっかりと支えて沈み込みにくいという点です。腰や肩といった身体の凸凹にフィットしやすいため、寝返りが打ちやすい睡眠環境を作ることができます。
しかし、コイルを内蔵している関係上、マットレスが薄いとバネや底付きを感じやすいです。基本的にはコイルの周りをウレタンフォームなどで覆っているのですが、粗悪なものになるとスカスカというケースもあります。これでは腰痛などが悪化してしまうことでしょう。
折りたたみのコイルマットレスは10cm以上の厚さが一般的ですが、フラットマットレスであれば20cm以上も珍しくありません。つまり、コイルマットレスは折りたたみよりも据え置きのフラットマットレスの方が向いていると言えるでしょう。
メンテナンスのしやすさ
コイルマットレスと比較すると、高反発マットレスは通気性が劣ってしまいます。通気性が悪いと湿気がたまりやすく、カビやダニが発生する原因になってしまうのです。そのため、以下のようなメンテナンスのしやすいマットレスをおすすめします。
・セパレートタイプがおすすめ
セパレートタイプの場合、中材を交換できる商品もあります。新しく購入するよりもコスパが良いですし、清潔感を保つこともできます。カビやダニ対策にも役立つでしょう。それに加えて、自立させられるため陰干ししやすいのも大きなメリットです。
・両面仕様だと長持ちしやすい
マットレスには片面仕様と両面仕様があり、両面仕様であれば裏返して使えるためへたりや凹み防止につながりますし、湿気を逃すこともできます。
・カバーの着脱が可能
着脱可能なマットレスカバーだと、取り外して洗濯することができます。カバーの側面がメッシュ構造になっていると、通気性が上がって湿気を逃がしやすくなるためおすすめです。
・すのこベッドとの併用も検討
マットレスを床に直置きすると湿気がたまりやすいため、通気性の良いすのこベッドと併用するのもおすすめです。すのこベッドについては『すのこベッドのおすすめランキング11選|メリット・デメリットや比較ポイントを解説』にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
保証期間や返品期間は設けられているか
誰でも気持ちよく眠れるマットレスは存在しません。骨格も体重も人によって異なりますし、寝心地の感じ方も個人差があります。
そのため、もしも自分に合わなかったときのために、返品保証や保証期間が設けられているマットレスを選んでください。
・返品保証(お試しサービス・トライアル期間など)
返品保証とは、指定された期間内であればマットレスを返却し、支払った金額を返してもらえる保証制度のことです。メーカーによっては、「トライアル期間」や「お試しサービス」という名称になっていることもあります。自分に合っているか不安な方は、この返品保証の期間が長いメーカーがおすすめです。
・保証期間
保証期間とは、指定された期間内にマットレスがへたれたり、凹んだ場合に無償交換してくれる保証制度のことです。上記の返品保証とは違い、自分に合っていないからといって一方的に使えるものではありません。へたりや凹みの数値も各メーカーで決められていますので、購入前に確認しておきましょう。
折りたたみマットレスのおすすめ12選
ここからは、数ある折りたたみマットレスの中からおすすめのメーカー・商品を紹介していきます。今回は口コミ評価の高い人気マットレスを中心に紹介していますが、他にも高品質なマットレスは多くあるためぜひ各公式サイトの方も確認してみてください。
magniflex(マニフレックス)
価格 | 【メッシュ・ウィング】シングル:45,650円 【DDウィング】シングル:67,100円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | メッシュ・ウィング:シングル・シングルロング・セミダブル・ダブル・クイーン DDウィング:シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | 高反発フォーム「エリオセル」 |
厚さ | メッシュ・ウィング:11cm DDウィング:13cm |
保証 | 保証期間:10年保証 返品保証:7日間の無料体験貸出サービス |
マニフレックスは、創業60年以上という運営実績があるイタリア発の寝具ブランドです。製造はイタリアで行われており、すべてオートメーション化されているため品質にムラがありません。仮にへこみなどが見つかっても、10年間の保証期間があるため安心して購入できます。
メッシュ・ウィングでは、サラッとした肌触りとストレッチ性を兼ね備えた「エアーサーキュレーションメッシュ」が使われています。これにより通気性と発散性を確保し、季節を問わず快適に眠ることが可能です。厚みも11cmある高反発マットレスですので、身体もしっかりと支えてくれます。
そんなメッシュ・ウィングに高級素材「エリオセル・マインドフォーム」を使用して、寝心地にこだわったのがDDウィングです。厚さも13cmになっている上に、裏表で違う寝心地を楽しむことができます。ショールームにおいては、メッシュ・ウィングよりも人気です。
価格はメッシュ・ウィングが45,650円~、DDウィングが61,700円~となっていますので、約15,000円ほどの差があります。コスパ重視の方はメッシュ・ウィング、寝心地や腰痛対策にこだわりたい方はDDウィングがおすすめです。
GOKUMIN
価格 | 【プレミアムグランマットレス】シングル:17,998円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | 新開発高反発ウレタンフォーム |
厚さ | 10cm |
保証 | 保証期間:1年の交換保証 返品保証:30日間の返品保証(未開封のみ) |
GOKUMINの「プレミアムグランマットレス」は、口コミのレビュー数が1500件を超えている人気モデルで、評価は★4.5以上と満足度も高いマットレスになっています。
厚さ10cmの三つ折りタイプで、180Nのフラット面と250Nのプロファイル面からなる2層構造を採用しています。これにより、好みに応じて硬さを選択でき、3つのゾーンを入れ替えることで、27通りの寝心地を実現します。

3つのマットを自由に入れ替えできるのが強みです!自分の好きな硬さ、ちょうどいい寝心地にカスタマイズできます。
さらに、竹炭を配合した高密度34Dウレタンフォームを使用し、消臭・抗菌・調湿機能を備えています。リバーシブルカバーは季節に合わせて使い分けが可能で、取っ手付きの三つ折りデザインにより、収納やメンテナンスも容易です。
これだけの機能性がありながら、価格は17,998円という安さ。さらに2025年4月30日までは、5~15%OFFクーポンも使えるので、もっとお得に購入できます。クーポンは公式サイトで発行可能なので、ぜひ使ってくださいね。
雲のやすらぎプレミアム
価格 | 【雲のやすらぎプレミアム 三つ折りマットレス】 シングル:46,800円 セミダブル:58,800円 ダブル:70,800円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | 高反発ウレタンフォーム |
厚さ | 13cm |
保証 | 返品保証:100日間の返金保証 |
雲のやすらぎプレミアムは、「腰に優しく、独自のメソッド×高品質素材」というコンセプトの元、高品質なマットレスを提供している寝具ブランドです。ベッドフレームからフラットマットレス、枕まですべてここで揃えることができます。
今回おススメするのは「雲のやすらぎプレミアム 三つ折りマットレス」です。「実際に使ってみたい:93%」「品質推奨できる:90%」など、整形外科医が高評価しているマットレスとなります。睡眠効果だけでなく、復元率約98%+リバーシブル設計といった耐久性の高さも評価に直結しています。
そんな三つ折りマットレス最大の特徴は、何といっても13cmという極厚仕様のことでしょう。他の三つ折りマットレスの平均が8~10cmですので、それよりも3~5cmも厚いのです。しっかりと身体を支え、底付きを感じにくいよう設計されています。
頭・腰・足でそれぞれ異なる硬さ・形状のウレタンを採用しているのも珍しい特徴です。それぞれ中身を交換することができますので、自分好みのマットレスを作ることができます。価格は46,800円~と少し高めですが、100日間の返金保証もあるためまずはお試し感覚で購入することも可能です。
エムリリー
価格 | シングル:32,980円 セミダブル:39,980円 ダブル:45,980円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | セミシングル・シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | 次世代ウレタンフォーム「エコヘルスフォームTM」 |
厚さ | 8cm |
保証 | 保証期間:1~3年(+180日) |
MLILY(エムリリー)は、世界的に有名なサッカーチーム「マンチェスターユナイテッド」の公式寝具パートナーとして活動している寝具ブランドです。ヨーロッパを中心に、全世界110ヵ国で愛用されるほどのマットレスを提供しています。
厚さは3cm・5cm・8cmのタイプがありますが、折りたたみマットレスとして機能するのは8cmになります。サイズ展開はセミシングル~ダブルとなっています。採用している素材は、次世代ウレタンフォーム「エコヘルスフォームTM」です。
周りの温度の影響を受けやすい低反発ウレタンフォームの弱点を解決しており、夏場・冬場どちらでも硬さが安定しやすくなっています。それに加えて、通気性や耐久性も上がっているのも大きな特徴です。
体圧分散性にも優れており、理想な寝姿勢のまま朝を迎えやすいです。国内検査機関で行われた8万回もの圧縮試験によって、復元率98.8%という高い数値も記録しています。厳しい国際基準にもクリアしていますので、安全性についても問題ないと言えるでしょう。
価格はシングルサイズで32,980円となっているため、耐久性の高さも相まって海外製としてはコスパが良い部類に入ります。保証期間も1~3年ありますし、+180日の保証延長も受けられます。返品保証はありませんが、非常に高品質な折りたたみマットレスです。
エアウィーヴ
価格 | 【エアウィーヴスマートZ01】 シングル:77,000円 セミダブル:93,500円 ダブル:110,000円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | エアファイバー |
厚さ | 9cm |
保証 | 保証期間:3年保証 返品保証:30日間のお試し期間 |
エアウィーヴは、株式会社エアウィーブが運営している寝具ブランドです。複数の高品質マットレスを提供しており、ネット通販だけでなく実店舗で試すこともできます。寝具について分からないことがあれば、専門スタッフに相談することも可能です(オンライン対応)。
今回おすすめしたい「エアウィーヴスマートZ01」は、エアウィーヴが提供している唯一の折りたたみマットレス(三つ折り)です。コンパクトに収納できるのはもちろんのこと、一枚敷きができるため畳やフローリングに直接敷いて寝ることもできます。
使用している素材は厚さ8cmの「エアファイバー」です。身体をしっかりと支えてくれる適度な反発力と、ファイバー素材ならではの通気性があります。優れた体圧分散性と、寝返りが打ちやすい硬さを兼ね備えているため、腰痛・肩こりの改善にも期待できます。中材を直接洗えますので、清潔感も保ちやすいです。
価格はシングルサイズでも77,000円となっており、リーズナブルなイメージがある折りたたみマットレスの中では高額帯です。30日間のお試し期間や3年保証はありますが、コスパよりも睡眠環境改善にこだわりたい方向けの折りたたみマットレスと言えるでしょう。
ネルコンシェルジュ
価格 | 【三つ折り高反発マットレス】シングル:11,990円 【三つ折りポケットコイルマットレス】シングル:13,490円 |
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タイプ | 高反発マットレス:セパレート(三つ折り) ポケットコイルマットレス:セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | セミシングル・シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | ウレタンフォーム ポケットコイル |
厚さ | ウレタンマットレス:8cm ポケットコイルマットレス:11cm |
保証 | 保証期間:1年保証(ウレタン)/3年保証(ポケットコイル) |
ネルコンシェルジュは、株式会社インテリアオフィスワンが運営しているベッド・マットレス専門通販サイトです。折りたたみマットレスの種類も豊富で、ベッドから枕まで寝具一式を揃えられます。今回おすすめしたいのは「高反発マットレス」と「コイルマットレス」です。
ウレタンマットレスの方は、280Nと硬めの高反発マットレスとなっています。密度も35Dなので耐久性が高く、ウレタンの弱点である湿気対策として抗菌防臭仕様となっているのが強みです。復元率も98.1%と高いですし、簡単に取り外せるカバーは洗濯もできますよ。
程よい硬さで寝たい方は、ポケットコイルマットレスをおすすめします。高密度に敷き詰められたコイルが体型・体重に合わせて身体を支えてくれますので、快適な睡眠をサポートしてくれます。三つ折り以外にもファスナーで三分割できますので、簡易ソファとして使うことも可能です。
保証期間は1年と3年ですが、追加で1~3年の保証期間を購入することもできます。価格も10,000円前後とリーズナブルなので購入しやすいです。お得なキャンペーンやセールを多数実施していますので、購入時期に縛りがないのも嬉しいポイントでしょう。
リムネ
価格 | 【リムネ 三つ折りマットレス】 シングル:49,900円 セミダブル:59,900円 ダブル:69,900円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | オリジナルウレタンフォーム |
厚さ | 10cm |
保証 | 保証期間:なし 返品保証:なし |
リムネは、株式会社LIMNEが運営している寝具ブランドです。他のメーカーと比較して提供している商品は少ないですが、その分だけ高品質なものが揃っています。折りたたみマットレスは「三つ折りマットレス」しかありませんが、口コミでの評価も上々です。
価格はシングルサイズが49,900円となっており、ワンサイズアップするごとに10,000円上乗せされます。マットレス単品ではキャンペーン対象外、保証制度も対象外となっていますので、購入時にはショールームなどで実物を試したいところです。
素材はオリジナルウレタンフォームを使用し、高反発でありながらふわふわな寝心地を体験できます。緻密に計算された三層構造により厚さは10cmあり、体格が大きい方でもしっかりと身体を支えてくれるでしょう。シングルサイズであれば7.24kgですので、持ち運びもしやすいですね。
ウレタンフォームの弱点でもある蒸れも、側面をメッシュ加工にすることで通気性を確保しています。マットレスカバーは着脱可能なので、洗濯機で洗うことで清潔感も保ちやすいです。ただ、復元率は94%と若干低いため、耐久性は少し低いと言えるでしょう。
グングネル
価格 | 【三つ折りマットレス】 シングル:35,200円 セミダブル:44,000円 ダブル:55,000円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | 高反発ウレタンフォーム |
厚さ | 10cm |
保証 | 保証期間:なし 返品保証:90日保証 |
グングネルは、株式会社うみやま商事が提供しているマットレスブランドです。現在、折りたたみマットレス1種のみの提供となりますが、4年間マットレスの研究開発の末に生み出された高品質なマットレスとなっています。サイズ展開もシングル~ダブルですので、どなたでも使いやすいです。
素材はウレタンフォームを使用しており、一般的な高反発マットレスよりも高い36Dの高密度ウレタンです。さらに反発弾性66%を記録していますので、体圧分散性に優れた弾むような寝心地を体験できます。耐久性と寝心地が両立しているバランスの良いマットレスと言えるでしょう。
密度が高いウレタンフォームと聞くと「通気性が悪いのでは?」と思われますが、実は通常のウレタンよりも高い通気性を持っています。側生地をメッシュにすることで湿気も逃しやすいですし、ホルムアルデヒドの基準をクリアしているなど安全性の高さにも注目です。
価格はシングルで35,200円ですが、密度と反発弾性の高さを考えると妥当と言えるでしょう。高反発マットレスは慣れるまでに時間がかかりますが、グングネルには90日間の返品保証があります。まずは60日使用してみて、残り30日間で継続の有無を決めると良いでしょう。
くじらマットレス
価格 | 【くじらマットレス(三つ折りタイプ)】シングル:49,800円 【旧くじらマットレス(三つ折りタイプ)】 シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | くじらマットレス:シングル 旧くじらマットレス:シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | ウレタンフォーム |
厚さ | 8cm |
保証 | 保証期間:なし 返品保証:なし |
くじらマットレスは、株式会社ヒュプノスが運営しているオリジナル寝具ブランドです。設立は2020年のため新しいブランドですが、他のマットレスにはないオリジナル要素で注目を集めています。今回は、その中から三つ折りタイプのマットレスをおすすめします。
最大の特徴は、中身6枚を自分の好みで入れ替えられるという点です。「肩は少し柔らかめが良いが、腰部分は硬めにしたい!」を叶えることができ、これは他のマットレスにはない強みと言えるでしょう。その組み合わせは、なんと60パターンにもなります。
サイズ展開はシングルサイズのみですが、厚さ8cmでしっかりと身体を支えてくれるためどの寝姿勢でも安心です。もしシングルサイズ以上が欲しい場合は、旧くじらマットレスを選択すると良いでしょう。旧くじらマットレスの方が価格も安くなっています。
SOMRESTA
価格 | 【ゼロギャップ 三つ折りマットレス】シングル:39,800円 【ゼロギャップ&リッチ 三つ折りマットレス】シングル:52,800円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
素材 | 高反発ウレタンフォーム 『SOMRESTAフォームNext』 |
厚さ | ゼロギャップ:9cm ゼロギャップ&リッチ:11cm |
保証 | 保証期間:1年間保証 返品保証:なし |
SOMRESTA(ソムレスタ)は、株式会社リフレーションジャパンが運営している寝具ブランドです。2020年3月から販売を開始した新興ブランドですが、多くの寝具グッズを提供しています。創業者はインテリア・寝具製品に20年近く関わっているプロだけあって、サービス内容の口コミ評価も上々です。
そんなSOMRESTAでおすすめしたいのが、「ゼロキャップシリーズ」です。通常のゼロキャップは、2024年度のグッドデザイン賞を獲得するなど、高い注目を集めているマットレスです。三つ折りマットレスですが、連結部の隙間が感じにくいため寝心地が大幅に改善しています。
中材には、SOMRESTAのオリジナル素材「SOMRESTAフォームNext」を採用しています。硬さ180N・反発弾性55%となっており、身体をしっかりと支えてくれるのが強みです。密度も36Dと高く、24万回連続圧縮試験でも復元率98.6%を記録したほどの耐久性を保持しています。
ゼロキャップ&リッチでは高機能キルティングパッドシールがセットになっていますので、湿気の放出から消臭・防ダニ効果にも期待できます。どちらのマットレスもAR体験が可能ですよ。
ニトリ
価格 | 【ソファになるマットレス(レヴィン4 S M2203)】シングル:11,490円 【ソファになるコイル入りマットレス(レヴィン S M2403)】シングル:24,990円 |
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タイプ | ソファタイプ |
サイズ展開 | ソファになるマットレス:シングル・セミダブル・ダブル コイル入りマットレス:シングル |
素材 | ソファになるマットレス:硬質ウレタンフォーム コイル入りマットレス:ミニコイル+ウレタンフォーム |
厚さ | 12cm |
保証 | 保証期間:1年保証 返品保証:なし |
全国に店舗がある大手家具・インテリア小売企業「ニトリ」の強みは、やはり「実店舗で寝心地を試せる」と「折りたたみマットレスの種類が豊富」という点でしょう。実際に硬さや寝心地を体験できますので、返品保証がないニトリでも検討しやすくなります。
三つ折りだけでも30種類以上あり、高反発マットレスからポケットコイルマットレス、ロールタイプ、中にはい草を使ったマットレスまであります。選択肢が多いため迷うかもしれませんが、それだけ自分の好みに合ったマットレスを探しやすいと言えるでしょう。
そんなニトリでおすすめしたいのが「ソファになるマットレス」です。他のメーカーではほとんど見ることのない珍しいソファタイプで、日中はソファやカウチ、就寝時にはマットレスとして使うことができます。三つ折りと比較すると少し大きいですが、収納スペースに余裕があれば収納も可能です。
価格は2倍近くになってしまいますが、コイル入りマットレスもあります。寝心地が変わるのはもちろんのこと、枕付きマットレスとしても使うことが可能です。どちらのソファマットレスもカバーがメッシュ仕様となっていますので、通気性にも優れていますよ。
コアラマットレス
価格 | 【コアラフトン OASIS】 シングル:49,900円 セミダブル:59,900円 |
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タイプ | セパレート(三つ折り) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル |
素材 | 高反発ウレタンフォーム |
厚さ | 8.5cm |
保証 | 保証期間:5年保証 返品保証:120日間のトライアル期間 |
コアラマットレスは、2017年から日本でも愛用者を増やしているオーストラリア発のマットレスです。高温多湿な日本でも使いやすいように通気性が良く、寝返りの打ちやすい高品質なマットレスを多く提供しています。今回おすすめしたいのは、「コアラフトン OASIS」と呼ばれる折りたたみマットレスです。
コンフォート層に100Nの高反発ウレタンフォームと、ベース層に180Nウレタンフォームを使用した高反発マットレスです。復元率も97.31%と高く、折りたたみマットレスでも耐久性に優れています。サイズ展開はシングルとセミダブルしかないため、一人暮らしの方におすすめです。
重量も10.70kgのため、女性でも比較的簡単にしまうことができます。厚さは8.5cmのため体格の良い方だと底付き感が出やすいかもしれませんが、120日間のトライアル期間が設けられているため気軽に試せるのも安心ポイントですね。
折りたたみマットレスのデメリット・注意点
記事の最初に折りたたみマットレスのメリットを解説しましたが、使用する際に覚えておくべきデメリット・注意点もあります。購入後に後悔しないように頭に入れておきましょう。
薄めのものが多く、腰や背中に底付き感が出やすい
折りたたみマットレスは、厚さ8~10cmのものが多いです。折りたたみマットレスの良さでもある「コンパクト」という部分を阻害しないように、どうしても厚みを出すことが難しいのです。その影響で、寝転がった際に腰や背中に底付き感が出やすいというデメリットがあります。
底付き感が出てしまうと、どうしても寝心地が悪くなってしまうでしょう。寝返りの回数も増えて、寝たのに疲れが取れないというケースも考えられます。気になる方は、厚さ10cm以上のマットレスにするか、高反発マットレスを選ぶことをおすすめします。
寝心地が悪く感じる可能性がある
フラットマットレスと比較してブロックが分かれている分、「体圧分散性・寝姿勢保持・荷重分散性」といったマットレスにおける基本的な性能は劣ってしまいます。つまり、寝心地が悪く感じてしまう可能性が考えられるということです。
最初の方に寝心地を優先するなら三つ折りがおすすめと解説しましたが、それは「セパレートタイプのマットレスを使うなら…」という話です。
実際、三つ折りの折り目が付いている肩・背中には身体全体の33%もの荷重がかかっているとされています。荷重を支えるクッションによっては、底付きも感じるでしょう。
折りたたみの境目が気になる
折りたたみマットレスに慣れていないと、寝転がったときに折り目(境目)が気になったり違和感を覚える可能性があります。違和感も人それぞれであり、純粋に段差があるのが気になる方もいれば、折り目独特の硬さが気になる方もいます(タイプにもよる)。
もしつなぎ目の違和感を軽減したい方は、「敷きパッド・ベッドパッドの利用」をおすすめします。使用方法も、折りたたみマットレスの上に敷くだけです。確実に回避できるわけではありませんが、つなぎ目の違和感は大幅に減少します。寝心地も良くなるでしょう。
サイズはダブルまでがほとんど
折りたたみマットレスの強みでもある「コンパクトで持ち運びやすい」を損なわないように、サイズ展開はダブルまでがほとんどです。クイーンサイズ以上が欲しいとなると、据え置きのフラットマットレスという選択になるでしょう。
もしクイーンサイズ以上の折りたたみマットレスが欲しい場合は、シングル×2・セミシングル×2を検討してみましょう。直置きであれば気軽に設置できますが、ベッドフレームの上に敷く場合は各マットレスの縦×横のサイズを計算してマッチするものを選ぶのが重要です。
直置きや敷きっぱなしにしない
折りたたみマットレスは高反発ウレタンが多く、コイルマットレスと比較して通気性が悪いです。床に直置きして使い続けたり、片付けずに敷きっぱなしにすると湿気がどんどんたまっていきます。それが原因となり、ダニやカビが発生してしまうのです。以下の対策をしましょう。
・定期的に陰干しをする
2週間に1回、夏場は1週間に1回のペースで立てかけて陰干しをしましょう。セパレートタイプであれば、そのまま自立させられるため便利です。
・ベッドフレームを使う
ベッドフレームの上に敷くことで、直置きよりも通気性を確保することができます。敷きパッドを活用したり、除湿シートを敷くことでさらに湿気を逃がしやすくなります。
・直置きする場合はすのこ板がおすすめ
もしベッドフレームを使わない場合、すのこ板の上に敷くだけで通気性を確保できます。ベッドフレームと比較して安いですし、軽量なため持ち運びもしやすいです。
折りたたみマットレスに関するよくある質問
最後に、折りたたみマットレスに関してよく挙げられる質問をQ&Aという形で解説していきます。
Q.折りたたみマットレスの寿命はどのくらい?
折りたたみマットレスの寿命は、素材によって目安が異なります。
- 低反発ウレタン:2~4年
- 高反発ウレタン(30D未満):3~5年
- 高反発ウレタン(30D以上):6~8年
通常のフラットマットレスと比較すると、継ぎ目がある分1~2年ほど寿命が短い傾向にあります。それでも密度の高い高反発ウレタンマットレスであれば、6年以上は使えることが多いです。セパレートタイプであれば中材を交換できるため、こまめに入替えれば寿命を延ばすこともできます。
Q.長持ちさせるためのメンテナンス方法は?
簡単にできるメンテナンス方法は、以下の3つになります。
①:掃除機で吸い取る
素材にもよりますが、掃除機でマットレスからゴミやホコリを吸い取るだけでも清潔感を保てます。
②:着脱可能なカバーなら洗濯する
マットレスカバーを取り外せる場合、定期的にカバーを洗濯機で洗いましょう。ウレタンフォームは無理ですが、ファイバー素材であれば中材も水洗い可能です。
③:陰干しをする
部屋の中で陰干しするだけで、ダニやカビが発生しにくい環境を作ることができます。ウレタンフォームに直射日光を当てると劣化してしまう可能性があるため、天日干しはしなくても大丈夫です。保管場所も直射日光が当たらない湿気の少ないところにしましょう。
Q.折りたたみマットレスの処分方法は?
折りたたみマットレスの処分で最も無難な方法は、「粗大ごみとして処分する」です。
普通のマットレスと変わりませんが、折りたたみマットレスは運びやすいというメリットがあります。処分料金は自治体によって大きく異なりますので、自分の住んでいる自治体に確認してみましょう。
マットレスのサイズや中身によって処分区分が異なるケースもありますが、相場としては500~1,000円くらいになるようです。リサイクルショップに買取処分をお願いするという方法もありますが、マットレスは使用頻度が高いため買取不可、もしくはほとんど金額は付かないものだと思っておきましょう。