安眠するための掛けふとんの条件は、なんといっても吸湿・発散性に優れていること。そして、はじめは暖かく、それ以降は体温を逃がさず、ふとんの中を一定温度(33℃前後)に保つ保温性、さらにはからだを圧迫しない軽さ、からだになじむフィット性などが大切な条件になります。
実は、これらの条件をすべて満たすのが「羽毛ふとん」なのです。
羽毛の値段は安いのから高いものまであります。その違いはダウンボールの大きさ・スティッキーさ(細かい羽毛が絡みあう度合い)にあります。ダウンボールが大きくスティッキーな羽毛は多くの空気を含みます。なぜ羽毛ふとんが暖かいのか、それは空気は最も断熱性が高く、ダウンボールが大きい羽毛は空気を含み易くなっているからです。
一般の飼育期間(一年未満)のグースよりはマザーグース(3年以上成長したグース)の方が体も大きく、それ故採れるダウンボールも大きく、そのため軽くて暖かいということになります。
また高級なヨーロピアンダウン(主にハンガリー・ポーランド)のダウンボールは良い環境で育つ為、ダウンの基軸がしっかりしており、へたりが少ないのが特徴です。そしてしっかりと洗浄されており、汚れが非常に少ないため、羽毛の絡まりも少なく長くお使い頂ける中素材です。
ただし、軽く保温性に長けているものとしては、羽毛布団以上に天然素材では優れた物はありませんが、吸湿性・発散性という事となると、優れている素材としては羊毛です。羽毛布団も素材自体は吸湿性/放湿性にすぐれていますが、羽毛が側地から飛び出さないように目止め加工(ダウンプルーフ)がほどこしてありますので、生地によっては羽毛そのものが持っている吸湿性・放湿性を再現する事が出来にくくなる場合もあります。
そのときにお薦めしたいのが、例えば通気性抜群のガーゼ生地を使用した羊毛ケットもしくは上質な羊毛毛布との組み合わせ。羊毛は、綿の2倍、アクリルの約8倍、ポリエステルの約40倍と繊維の中で、飛びぬけた吸湿性をもっています。寝床内の湿度がコントロールされ、快適な状態が保たれます。蒸れにくいので、特に、汗をかき易い方にはお薦めです。
布団の選び方など