世界最高級の羽毛、アイダーダックダウン

■こうしてアイダーダックの巣ができます。

アイダーダックのメスは、自分の胸から引き抜いたダウンを巣に敷き、４から６個の卵を産みます。そしてそのダウンと卵を寒い気候下において最もよく保護される様に巣をアレンジします。アイダーダックの卵は約４週間程度でかえり、やがてメスは巣を離れます。卵を守るために敷かれたアイダーダックのダウンはアイダーダックの卵を暖めるという目的を達成すると風により吹き飛ばされます。それをアイダーファーマーにより集められ役にたっている訳です。ここで採取されたアイダーダックダウンを除塵・殺菌・洗浄したものが最高峰の羽毛アイダーダックダウン羽毛布団となります。
集められたダウンはすぐに乾燥され、110度くらいに熱せられ、しばらくの間その温度で保存されます。この熱がアイダーダックのダウンを殺菌し、除塵を容易にします。

■こうしてアイダーダックダウンは除塵・殺菌されます。

ダウンは、昔からの方法を基本として作られた専門の機械により除塵されます。この機械によりアイダーダックのダウンは大事な部分を傷つけられる事無く除塵されます。アイダーダックダウンを除塵する際に化学薬品は一切使われません。この機械により、ダウンはきれいに除塵されますが、さらに手作業で細かくチェックされ、アイダーダックダウンの羽根や塊などが取除かれます。アイスランドから輸出されるアイダーダックダウンは、政府公認の品質管理者により、その重量と品質管理がなされています。

■アイダーダックダウンが暖かい訳

アイダーダックダウンの羽毛は、羽根と同じ様にアイダーダックダウンの羽毛も「ホーンセル（角状細胞）」からできています。アイダーダックダウンの各ダウンボールのごく小さな毛羽だったセンターから細い糸が全方向へと張り出しています。これはちょうど、絡まった糸の様です。これた糸と微小のフックまたカギ状の者が合わさって、アイダーダックダウンに結束力と弾力性を与えています。

■アイダーダックダウンを手に取ると伝わる暖かさがあります。

アイダーダックダウンの羽毛は、上記の条件をすべて満たしているので最高級の羽毛と称されています。そのアイダーダックダウン羽毛を手の平に乗せた時きっと感動と驚きがある事でしょう。
乗せて数秒でほんのりと暖かさが出てきます。その暖かさが羽毛布団に使われれば、真冬でも暖かく熟睡に導いてくれる事はご想像がつくかと思います。
アイダーダックダウン羽毛布団は、希少性が高くなかなか通常採取が難しい羽毛ですが、自然の力で鍛えられた野鳥であるアイダーダックのダウンの持つ特性を生かし、その希少性以上の恩恵を与えてくれるダウンと言えるでしょう。